TITLE : 京の夏の旅2011


京都は
いにしえの都、なので
過去の貴重な遺産が数多く残っている場所です
地元に住んでいる特権で
そんな場所を巡ってみたレポ

京の夏の旅2011から
まずは 駒井邸
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遺伝学者、駒井卓博士の住まい
奥様の静江さんとヴォーリズ婦人が
同じ神戸女学院だったよしみで建築を依頼、
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この美しく愛に満ちた奇跡の住居が出来あがり
ご家族が寄贈をされたおかげで
いい保存状態で一般にも公開されている

外観は洋館なのですが内部には和室もあって
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和と洋がとても自然に同居している
写真で観てもその美しさは伺い知れると思いますが
実際にその空間に佇んでみるとまた格別!

特筆すべきはビジュアルもさることながら二階へ上がる階段の登り降り心地!
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緩やかなカーブ、そして木の暖かさ、人間工学を肌で感じるというか
実際に住む人がいかに心地よく暮らせるか、を
想定した作品に、惚れ惚れw

そして二階の窓からはロッキングチェアごしに巨大松と
大文字が並んでいる
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至宝の景観ですなぁ

このBlogエントリーを書くのに検索してたらなんと!
いつも好きで眺めてて針穴でも撮っていたあの「東華菜館」も
ウィリアム・メレル・ヴォーリズの作品だったんですね
訪れた人達が口々に「住みたい」って行ってたのが
印象的でしたw

もうひとつの物件は
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銀閣寺のちかく、日本画家の橋本関雪の邸宅、白沙村荘に行ってきました

こちらも左大文字が望める回遊式庭園、茶室、そして大きな作品を描くための伽藍のようなアトリエ、どれもハンパなくてとても個人宅とは思えないスケール

ひとりの芸術家の世界観を具現させる為貪欲に作りこんだ小宇宙
いたるところに石仏や灯籠が点在し、鯉が優雅に泳ぐ2800坪の敷地
関雪さん、中国の儒教や古典に精通していただけあって
大陸的でダイナミックな画風と漢字の書も印象的でした
こちらは先立たれた奥様の為に建てたお堂
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個人の邸宅の域を越えてお寺に来てる気分!!
そして庭園にはマストな「茶室」が

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最近ハマってるNHK大河ドラマ「江」を観て
戦国時代の「茶」の存在に興味をもつようになり
そして
この庭の茶室の非現実な佇まいっぷりに心惹かれました

素朴な材料、丸太、竹、土壁などで構成された最小の小間に
炉を切り、特殊な日本建築をあみだした侘び寂びの心
茶室への道のりも重要な「おもてなし」の要素。
くぐり門を建て、木を植え、石を配し、つくばいを置き、一期一会を
より濃密に印象つける為の自然の中にしつらえた演出
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いにしえの芸術家、建築家、の心が息づいていて
訪れる私たちに静かに語ってくれているようだ

先人達のコードを読み取る、為
美しい作品は大切に後世に残してゆきたい
2011の京都にて、いっそう想いました
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