TITLE : 秋の観劇祭り

梅田芸術劇場
3連休が多い今日このごろですよね

いやね・・・ついこないだまで
いまだ体育の日は10月10日だと思いこんでて
第二月曜日に改定されたの知らなかったんですYO
どうりでカレンダーに3連休が増産されちゃう訳だー

ゲージュツの秋にふさわしく昨日は観劇に。
@梅田のシアタードラマシティ
蜷川幸雄演出、藤原竜也主演「オレステス

春に公開された映画「デスノート 前編」で
主役の藤原竜也がいい演技してるなー、と思い
生舞台をいちど体験したいと思ってたので。

でもね
タイトルからして難解そうだな、という予感はしてたんです
いつものように前知識ナシで参戦。

ギリシャ悲劇っすか?わかんねー!!
固有名詞ややこしい!
時代考証知らないと楽しめねー
笑いの要素一切ナシ!!
ほぼ叫び、嘆き、苦しむというシーンの羅列でしたorz

帰宅してから
とりあえずウィキで探す
http://ja.wikipedia.org/wiki/ギリシア悲劇
http://ja.wikipedia.org/wiki/オレステイア

関係ないけど
ギリシャ文学カテゴリの中に「ウサギと亀」や
「北風と太陽」「アリとキリギリス」が!
イソップ物語で通ってるけど
紀元前六世紀に奴隷のアイソポスが作った寓話、らしい

こっちなら理解できるのに!


とまぁ
蜷川幸雄が手がける舞台を初体験した訳ですが

客席にも仕込みがあったり
花道を縦横無尽に役者が掛けまわったり
とりあえずオドロキの演出がふんだんに!

ギリシャ悲劇は
仮面をつけた「俳優」と舞踊合唱隊「コロス」との
掛け合いによって進行してゆくのが特徴らしい。

日程は9月東京一ヶ月公演後の大阪の舞台の3日目!
でも大阪3日目にしてもう中島朋子の声が枯れて悲惨なことに・・

そして舞台は始まりからいきなり雨、本物の雨、その雨音にかき消されそうに
なりながら必死に台詞を叫ぶ中島朋子、
華奢な身体なのでよけい悲壮感が増してるよな
あの「ルールー、ルルルルルールー」の子役が
こんなにも立派に!と涙がとまりません(嘘

頻繁に降り注ぐ雨の為
最前列のお客さん達はビニールレインコート着用w
屋外はピーカン晴れなのに
室内が どしゃ降りですよ、不思議杉!

パンフの蜷川のコメントに
「この戯曲が持つレトリックの巨大さに対抗するには、俳優に負荷を
かけなければならないんです」と書いてあった

なにもそこまでしなくても・・と突っ込みたくなる気持ちを抑え
「世界のNINAGAWA」と賞賛される演出を味わおう、と
パンフ片手に咀嚼しつつ反芻・・・
写真は観劇後のティータイム、阪急インターナショナルホテルにて
阪急インターナショナルの天井
翻訳家の松岡和子氏のコメントで
「最近、ギリシャ悲劇やシェイクスピアが通用しない時代が
来ているかもしれない不安」について書いておられた
インターネット社会では人との付き合い方が激変したし
傷つける方法も変わってきた

そんな時代に敢えてこういう劇に真摯に向き合い
斬新な舞台をクリエイトする蜷川さんはやっぱり
カリスマ、なんですね

ラストで客席に大量に降り注いだ号外風のチラシ、が
印象的でした
そこには紛争が絶えない土地の国旗と国歌が印刷されており・・・・
世界の現実をつきつけられた!感が。

パンフと大量に撒かれたチラシ
posted by chizurubis  [ a play ]  comments(6) -