DATE : 2006.01.13 Friday 17:54
TITLE : 京のおくゆかしさ
のっけから、こんなガラにもないタイトルでごめんなさい!
私が管理人を務めるchimalabelというサイトの音楽部門wの
ニューイヤー宴会という名目で
先日、芸妓の真箏さんにお誘いいただきまして
その日に連れてってもらったのが鳥料理の店だったんですYO
同居人はクレイジーといっていいほどの鶏好き、彼の実兄が以前から
会社の宴会などで利用して「絶品!」と噂していた
北白川方面の鶏料理の店「あん」さんへ。
5人でタクシーに乗り、いざ到着!
同時期にこれまたタクシーで乗り付けた御一行様、
店の前でデジカメやら携帯写メやらを向けている私らに
「観光客か?厨房め」な視線で
怪訝そうに観ながら先に入っていかれた。
こじんまりした店内はカウンターと座敷で2つに仕切られた、
飾り気のないつくり。
例えれば、お正月に親戚の家に遊びに来ました的な
ちょい古いアットホームなしつらえ、もうすでに満席でした。
付きだしでサービスされた鶏のスープ、湯飲み茶碗にはいって
出てきたのだが、これまた美味しい!
さすがにいっぺんに2組の座敷客がはいってオーダーが
殺到した感じで、注文した料理がしばらく来なかった、が
待つ、という行為がこんなにも愛しいものかと思わせる期待っぷり・・・
ここは真箏さんの親友、フク愛ちゃんの御用達のお店でもあるらしい
後で検索かけてみましたが
yahoo ! グルメにも載ってない!
この検索にやすやすと引っ掛からない感、も
重要なんだよな。なにがって?
ジモテーの人間は観光グルメ本に載ってるような店には行かないで
京都人しか知らないような処に通ってる、つーのが
粋のステータス、みたいなとこがありましてですね
以前にも書きましたが、下手に有名になっちゃって味もサービスも
落ちる、ことを危惧する人達が静かに通う銘店なのです
そして、待ちに待った鶏のオンパレードがお皿に乗って来襲
先ずは刺身。ハツ(心臓ね)これがまた
生特有の匂い、一切ナッシングな新鮮でピュアな味
次に湯引きの皮ポン風味
あっさりでいくらでもはいりまっせ!
お次は焼き鳥、ネギ間とか砂ずりとか・・・
くー!!やばい美味い
それから山賊揚、これは数限定で片足を2人でシェア。
オイラ、胆嚢炎の為、最近脂っこいもの、控えておりやしたが
こればっかりは食べずにいられないっしょ!
カリっとした食感と絶妙な衣が、もう○ンタッキーなんて
鳥じゃねーよ、と言いたいくらい
そしてメインの鳥のお鍋!
この鍋にはいってる野菜軍の味がまた!(今日感嘆詞多すぎ)
そこらのスーパーで売ってる奴らとは格が違いました・・・
白菜も菊菜も白ネギも、びっくりするほど甘くて新鮮、で
主役の鶏肉は今まで鍋で食したどの鶏よりも美味しかった
ちょっと堅めの肉で歯ごたえむっちり、色気ばっちりのお味
最後に残った出汁でひとり一膳分の雑炊をこしらえてもらったが
もうふわふわとろとろの玉子がフィニッシュ感を醸し出す!
いちおうオレラ、ミュージシャンなので
音楽に例えると
こんな風に起承転結、つけたいもんだよなって
訳わかんないコメントも飛び出す始末。
そして、隣席の先の御一行様がお勘定を済ませて帰り支度、
なんと真箏さんのお知り合いだったらしく
コチラのファミリー
可愛いお子様連れでしたが、ひとつも騒ぐ様子もなく
品位ある家族やなぁ、と思って感服。
幼い頃から、こういう料理を食していると
きっと、本物を選ぶ眼が培われるんやろうね
羨ましいぞお子様!
京の料理は奥ゆかしい
そして凛々しい
今流行りの町家を改造した
ダイニングとか増えてきましたが
目先の新しさなんて追っかけない
京の商いの神髄を甲斐間観た気がした
食べるシアワセをかみしめた
粋な夜でした
私が管理人を務めるchimalabelというサイトの音楽部門wの
ニューイヤー宴会という名目で
先日、芸妓の真箏さんにお誘いいただきまして
その日に連れてってもらったのが鳥料理の店だったんですYO
同居人はクレイジーといっていいほどの鶏好き、彼の実兄が以前から
会社の宴会などで利用して「絶品!」と噂していた
北白川方面の鶏料理の店「あん」さんへ。
5人でタクシーに乗り、いざ到着!
同時期にこれまたタクシーで乗り付けた御一行様、
店の前でデジカメやら携帯写メやらを向けている私らに
「観光客か?厨房め」な視線で
怪訝そうに観ながら先に入っていかれた。
こじんまりした店内はカウンターと座敷で2つに仕切られた、
飾り気のないつくり。
例えれば、お正月に親戚の家に遊びに来ました的な
ちょい古いアットホームなしつらえ、もうすでに満席でした。
付きだしでサービスされた鶏のスープ、湯飲み茶碗にはいって
出てきたのだが、これまた美味しい!
さすがにいっぺんに2組の座敷客がはいってオーダーが
殺到した感じで、注文した料理がしばらく来なかった、が
待つ、という行為がこんなにも愛しいものかと思わせる期待っぷり・・・
ここは真箏さんの親友、フク愛ちゃんの御用達のお店でもあるらしい
後で検索かけてみましたが
yahoo ! グルメにも載ってない!
この検索にやすやすと引っ掛からない感、も
重要なんだよな。なにがって?
ジモテーの人間は観光グルメ本に載ってるような店には行かないで
京都人しか知らないような処に通ってる、つーのが
粋のステータス、みたいなとこがありましてですね
以前にも書きましたが、下手に有名になっちゃって味もサービスも
落ちる、ことを危惧する人達が静かに通う銘店なのです
そして、待ちに待った鶏のオンパレードがお皿に乗って来襲
先ずは刺身。ハツ(心臓ね)これがまた
生特有の匂い、一切ナッシングな新鮮でピュアな味
次に湯引きの皮ポン風味
あっさりでいくらでもはいりまっせ!
お次は焼き鳥、ネギ間とか砂ずりとか・・・
くー!!やばい美味い
それから山賊揚、これは数限定で片足を2人でシェア。
オイラ、胆嚢炎の為、最近脂っこいもの、控えておりやしたが
こればっかりは食べずにいられないっしょ!
カリっとした食感と絶妙な衣が、もう○ンタッキーなんて
鳥じゃねーよ、と言いたいくらい
そしてメインの鳥のお鍋!
この鍋にはいってる野菜軍の味がまた!(今日感嘆詞多すぎ)
そこらのスーパーで売ってる奴らとは格が違いました・・・
白菜も菊菜も白ネギも、びっくりするほど甘くて新鮮、で
主役の鶏肉は今まで鍋で食したどの鶏よりも美味しかった
ちょっと堅めの肉で歯ごたえむっちり、色気ばっちりのお味
最後に残った出汁でひとり一膳分の雑炊をこしらえてもらったが
もうふわふわとろとろの玉子がフィニッシュ感を醸し出す!
いちおうオレラ、ミュージシャンなので
音楽に例えると
こんな風に起承転結、つけたいもんだよなって
訳わかんないコメントも飛び出す始末。
そして、隣席の先の御一行様がお勘定を済ませて帰り支度、
なんと真箏さんのお知り合いだったらしく
コチラのファミリー
可愛いお子様連れでしたが、ひとつも騒ぐ様子もなく
品位ある家族やなぁ、と思って感服。
幼い頃から、こういう料理を食していると
きっと、本物を選ぶ眼が培われるんやろうね
羨ましいぞお子様!
京の料理は奥ゆかしい
そして凛々しい
今流行りの町家を改造した
ダイニングとか増えてきましたが
目先の新しさなんて追っかけない
京の商いの神髄を甲斐間観た気がした
食べるシアワセをかみしめた
粋な夜でした